9歳、10歳の壁って……てどんな壁?

みなさま。お久しぶりです。(;^_^A

ここんとこリアルライフに比重がかかりすぎて、なかなか「文章でのおしゃべり」に向き合えませんでした(;^_^A
一点集中型の生活と体質を誇っておりますわたくし、ここに来て、ルーティンが狂いまくり(;^_^A
かなり支障をきたしております。

「何ごともバランスが大事!」な~んて、鼻息荒く自分に言い聞かせておりますが、いったん崩れてしまうと “タガが外れる” ごとく、元の調子に戻すのは難しいもんです。

このごろ増えている小学生のお子さんについてのご相談

さて。
そんな中、ここ最近になって、同じようなご意見、ご質問がたくさん寄せられています。

何が「同じような」かと申しますと、お子さんの年齢。
小学生のお子さんをもつお父さんお母さんからのお問い合わせをたくさんいただくんですね。

(勇気を出してのメールをありがとうございます。一通一通、ていねいに読ませていただいています。返信もさせていただいています。「お返事、まんだこん!」というかた、もうちょっとお待ちください!(;^_^A))

で、中でも、このような質問が多くておどろいています。

冒頭だけご紹介します。

(以下引用)

++++++++++++++++++

―「うちの子は、小学校3年から不登校になり1年経ちました。
カウンセラーの先生から『9歳の壁は厚いですね』と言われて落ち込んでいます
……以下 省略」(Mさん)

―「4年生です。このまま、学校に行かないのか、と思うと気が遠くなります。
うちは、習い事を一切させていません。
10歳の壁を乗り越えられなかったのは、そのせいでしょうか?
……以下 省略」(Tさん)

―「娘は現在小学6年生です。10歳の壁、9歳の壁、という言葉をよく耳にします。
うちの子は、まだ、その壁を乗り越えていないのでしょうか?
……以下 省略」(Sさん)

―「9歳の壁を乗り越えさせるためには、親として、なにをすればいいですか?
何をすべきだったのでしょうか? あられさんは、保育士ですよね?
発達心理学的には、この壁をどうお考えですか?
… 以下 省略」(Tさん)

―「私は今まで、あらゆる相談所に足を運びました。
あられさんが言う 「相談難民」です(´;ω;`)ウゥゥ

息子は小学4年。学校を休み始めて半年になります。
もともとおとなしい子で、学校であったことを話さない子なので
いったい何を考えているのかさっぱりわかりません。

そんな折、先日、あられさんの個別セッションで「不登校を長引かせない視点と心得」のお話をお聞きしてから、なるほど、と思い、「学校に行かないこと」を抜きにして、子どもをみようと努力しています。

すると、少しだけですが、私自身の気持ちが楽になったというか、
「どんなときに子どもは笑ってるかな?」なんて考えられるようになりました。

他に、もっと気をつけたらいいこと、
したらいいことありますか?
次のセッションを楽しみにしています
……以下 省略」
(Mさん)

++++++++++++++++++
(引用ここまで)

あたたかいご声援?ありがとうございます (笑)

なるほど、みなさん、さすが、お母さんです!。
「親は、何をすべきか……」
一生懸命お考えになってらっしゃる。

これぞ、「親の愛」というもんです。

こうしたお母さんのお子さんは、しあわせものです♪。

9歳、10歳の壁とは……

はい。

では、こうしたご意見、ご質問について、私の「保育士として」×「母として」の見解を、ざっくりとではありますがシェアさせていただきます★

まず、
「9歳の壁」「10歳の壁」について。

これはですね。
すでに、たっくさ~んの学者さんが、言及なさっています。
本もいっぱい出てます。

しかし、よーく、その内容を検証してみますと、この話……
「9歳、10歳」である必要がホントにあるのか?
という疑念がわくんですね。

だって、「なぜ、9歳、10歳?」 の類の多くの本。
よ~く読んでみると、文中に、「その理由」には触れていないんですよ。

12歳じゃないんだ。15歳でもないのね? はたまた、3歳でもないのね?
なぜ、9歳10歳?

たとえば、

「天才は10歳までに作られる」……が有名ですね。

あと、
「東大生の母にきく10歳までの家庭教育」とか、

「9歳でつまづかないために……」とか。

でも、どの本にも、

「なぜ、9歳、10歳か?」については、なにげにスルーしていらっしゃる……。

はたまた、「脳の発達」に引っ掛けて、
「子どもの能力は、9歳までの育て方で決まる!」
なんてのも本屋さんで平積みになっていました。

まぁ、「脳」の話を引っ張り出して、科学的根拠としたいのでしょうが、
この「決まる!」ってね~……?

そこだけ切り取っちゃって、いいんですか?

で、どうしろというのでしょう?

親である私たちにとっては、
「えー? じゃ、9歳以降、どうしたらいいのさ?」
と、混乱させられるばかりです。

みなさん。

「9歳、10歳の壁」……これ、科学的根拠は、全くありません。

これぞ、「早期教育を促す罠」です! ワナ!

そう思って、問題な~し、です。

むしろ、私は、この
「早期教育をあおる危ない教育産業」に警鐘を鳴らしたい!

そう考えているひとりです。

もう一度言います。

「9歳、10歳の壁」に、科学的根拠はありません。

なぜにかように「9歳、10歳の壁」と、騒ぐのだ?

でも、それだけでは、みなさんのご質問にこたえていることにはならないので、もう少し突っ込んでご説明しましょう。

この、「9歳」「10歳」というのは、科学的根拠は何もないですがー。

実は、発達心理学的には、非常に興味深い時期ではあります。

この9歳10歳を、「ギャングエイジ」と呼んだりもします。

ヤンチャで、モンスターのごとくに、おこちゃま甘ったれ×自我の塊でぶっちゃらけておる年齢です。

で、この時期、発達心理学では、「壁」とは言いません。

「峠」と表現する人が多いです。

「飛躍的変化を遂げる時期」という方もいます。

そうなんです!

発達は変化、なんです。変化なくして、発達はあり得ません!

「峠を上りつつ、人は変化していく」⇒ 結果、「発達していく」

 ↑ こういう「科学的根拠」は存在します。

なぜかというと、

9歳、10歳という時期は、

「こころもからだも、周囲とのかかわりも、一気にぐ~んと変化する時期」

だからです。(かように、発達心理学では、成長という言葉よりも、変化という言葉をよく用います)

もっと、掘り下げると、この「峠」という表現、1960年代から、主に、障害児保育や教育の分野で、非常に深くセンシティブに使われている言葉なんですね。

それがいつしか、教育や心理学の分野で、とりあげられ、ひいては教育産業にまで多用されてしまっている、というわけでして。

したがって、みなさん。「9歳の壁」「10さいの壁」

これはですね、

乗り越えるとか、ぶち破るとか、そういう「挑むターゲット」ではないんです。

いわば、

「飛躍的に変化=発達を遂げるスーパー成長期」

とだけ、ここでは覚えておいてください。

恐れることなかれ、「9歳、10歳の壁」

この壁を恐れるあまり、「早期教育に走る」なんざぁ、愚の骨頂です!

発達心理学を学べば、すっごく興味深いギャングエイジに早変わり。

お子さんの日々の成長を、めっちゃ、たのしく見つめることができます。

えぇ。
たとえ、にっちもさっちも、やんちゃな坊やであったとしても……です (笑)

で。続くご質問。

この年齢に関して、「保育士として」×「母として」の見解についてですが。

9歳、10歳に限らず……「親が子どもにそそぐ3大養分」ってのがあります。

これは、お子さんが不登校だ、障害がある、うつだ、に限らず、保育の視点で、ぜひご家庭でこそ実践していただきたい「子育て、親育ち、を楽しむコツ」です。

このお話、ちょっと長くなりますから、今日のところは以下の4つを覚えておいてください。

1 9歳、10歳の壁に科学的根拠はない
2.早期教育をあおる出版物に踊らされない
3.9,10歳の壁と不登校は、なんら関係性はない
4.しかし、発達心理学的には、スーパー変化&成長期

続きは、次号にて♪

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みなさん、子育てを楽しみましょうね♪

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