【ちょっとそこのぉ~子どもと再婚したお母さん!?】
久しぶりに日本に帰国して、
「あ~、ここは日本だなぁ」って思う時、
いろいろありますが、
なかでも、
スーパーマーケットやフードモールで目にする子連れの家族の会話で、
「おとうさん、○○とって?!」
「おかあさん、今日のごはんはなに?」
っていう言葉に、
ん?
って違和感、感じます。
で、
『あ~、日本だなあ・・…』
って。
だって、これ、
文字にしてみたらば、
子どもが親に向かって言ってる言葉だと思いますよね?
でも、これ、
夫婦の会話。
夫と妻が、です。
お互いに、
子どもの前で
「おとうさん」
「おかあさん」……って……
日本語であるだけ、まだまし?
「パパ、ママ……」って……。
思うに、
たいがい、そういうご家庭って、
夫婦の間にベイビーが誕生したその瞬間から、
そうなっちゃったんじゃないかと思われます。
ベイビーに向かって、
「お父さんでちゅよ♪」
「ママでちゅよ♪」
ってなノリで。
呼び名なんてどうでもいいじゃん?
っていう方、
あなたも、「パパ、ママ」派ですか?(笑)
■ 子どもはエンジェル?……は神話
さぁ。
そんなあなた方に、
あのころを振り返っていただきましょう。
心当たりありませんか?
こんなドラマ。
↓
「われらに天使が舞い降りた!」
と喜んだのもつかの間、
が、その実、
天使の正体は、
理屈の通らぬ
「すべて“泣き”でコトをすませようとするモンスター」
……と思い知るには、そう時間はかかりません。
こうなると、もうたいへん!
夫婦は、
「モンスター」を手なずけるための同志となり、戦友となります。
いえいえ。
「戦友」のうちはまだマシ。
日がたつにつれ、そうした「同志」にも、
徐々にズレが生じてきちゃいます。
なんてったって、毎日が、
子どものため、
子どもの目線で、
子どもの心の寄り添って……
子どもがいるから○○できない
子どもがいるから△▽しちゃいけない。
で回っていきますから。
もう、あんなに愛し合った夫婦の
「甘い時間」はどこへやら、
妻にとって、夫は二の次、
夫にとっても、
「あんなにかわいく僕にしなだれ、つくしてくれた妻は、
今、強い母に変身した……」
と、仮面をとった妻に唖然。
で、
いよいよ、
子育てって大変! ていう感が増すと、
妻は、それまで見せたことのなかったヒステリーな姿をあらわにし、
夫は、仕事が……と抜け道を用意するようになる……。
妻は、夫に、「私ばっかり!」「少しは手伝ってよ!」
と、不満と不公平さに義憤
夫は、「だってだって……」
と、仕事をたてに防御します。
■ 「あなた」……から、「お父さん」「おかあさん」へ
で、
はっ、と気がつけば、
お互いを、
「おとうさん」
「おかあさん」
と呼び合っている……。
かくして、
「子ども中心に世界が回っているおうち」
のできあがり!
というわけです。
■ 亭主元気で留守がいい! 母が子を王様にするその時……
保育園に勤めていたころにも、
ん? って思うことありました。
「うちの子、野菜、食べてくれないんですぅ」
「この子、夜、なかなか寝てくれないんですぅ」
「○○ちゃん、今日は何が食べたい?」
「今日は、お父さん、ザンギョーで帰りが遅いから、
どっか、おいしいもの食べに行こうか?」
「先生、子どもとの外食で、おすすめのお店、ありますぅー?」
私:「…………」
う~む。
なにが引っかかるって、この
「子どもが、○○してくれない」
っていう表現がどうも……。
子ども相手に、
「……してくれない」って、ねぇ‥…。
無意識にそういってらっしゃるお母さん方、
子どもにおつかえするメイドさんになっちゃってませんか?
新婚当初は、
愛する夫と食べるごはん、
会話、
夜の時間、
などをいつくしんであられたでしょうに……。
あぁ。
私のしあわせ=夫との結婚生活!
だったはずが……、
気がつけば、
妻のしあわせ<母のしあわせ
母のしあわせ<親子の関係ありき!
に、すり替えられてしまいました。
「夫婦のしあわせはどこへ行った~!!?」
ですから、
そういうお母さんに、私は言ったものです。
「おーい。
ちょっとそこの子どもと再婚した新婚さん!」
って。(笑)
いかがですか?
あなたは、
「パパ、ママ」派?
「お父さん、お母さん」派?
それとも、今でも
「お互いを名前で呼ぶ」派?
異論、ご意見、うけたまわります♪
では、最後に問題です!
お母さんが子どものメイドとなってしまうと、
その先何が待っているでしょう?
つづきは、次回に♪