不登校児のもうひとつの居場所「フリースクール」の定義

その昔、1992年、夏休み。

超個性派男女5人と共に立ち上げた『ほっとすたっふ』のステージは、地味ではありますが、晴れやかに幕を開け、間違いなく、子どもたちが主人公でした。

「あられさん!何もないところから新しいことを始めるって、楽しいね!」

「ボクさぁ、こういう居場所が欲しかったんだ。

○×適応教室とか、△□相談所とか、そういう看板があるところじゃなくて、

ここは仏―の家だからいいよね。もう一つ自分の家族ができたみたい!」

子どもたちにこう言わしめた、『フリースペースの定義とうま味』

今日は、フリースペース(フリースクール)ってどんなとこだろ……ってひっそり思っている方に、こっそりご紹介。

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【フリースクールってどんなところ?】

■ フリースクールの5つの定義

◆ まず、私がフリースクールを主宰する際、わたしなりに心した『定義』は下記の5つです。

1 利用する目的がフリーである。

2 年齢、国籍、宗教問わず、本人の意志に基づいて受け入れる。

3 居住性はなく自宅から通所する場所である。

4 生活のベースの一部を担う。

5 一過性でなく、生産的な活動や関係を保障する。

◆ フリースクールという言葉が珍しくなくなったこのごろ、わざわざ、ここで定義することでもなかろうよ、と思うですが、しかし、今だ「フリースペースの壁」を感じているお子さんや親御さんが少なくないというのも否めなので、ここらでおさらいしましょう。

民間や自治体で立ち上がっている「子どもたちの居場所」の多くは、「フリースペース」ではなく「フリースクール」と名売っています。

まぁ、そこは、「学習保障の色が濃いか否か」や「カリキュラムの特色」などで、多少の違いはあるかもしれません。

それぞれは、すべて、そこでしか得られない「ウリ」があるやもしれません。

なんせ、「フリー」ですからして。

しかしです。

共通項もあるんですね。
それが、上記の5つというわけです。

■ フリースクールの定義の解説

◆ フリースクール(スペース)は、

1.「友だちに会えるだけでうれしい!」と思って利用する子もいれば、

「さて今日は何をしよう」と自分でメニューを決めて過ごす子もいるわけで、利用目的は十人十色

2. したがって、フリースペースは、施設や相談所、医療機関などのような狭義なものではなく、どんなニーズの子どもでも利用できる柔軟性のある場所でなくてはいけません。

3. また、「いってきま~す」と出かけ、「ただいま!」と帰宅する通所によって、家庭を軸とした自然な生活リズムを保障するという役割を担っています。

4. 利用頻度は自由ですが、突発的もしくは断続的な利用ではなく、自由な中にも参加リズムが整っていることが望ましいでしょう。

5. リズミカルに参加することで、『ぼく・あなた・みんな』 の存在感が得られ、そこから生産的な活動や関係が生まれてくるからです。

■ フリースクールのうま味と効能

◆ では次に、『うま味』ですが……。

ズバリ!

『親の息のかからない、子どもだけのテリトリーが保障される』

ということでしょうか?(笑)

それまで、さんざん自分を否定してきた彼らにとって、周囲の目から解放されることは自分を取り戻すための第一歩。

特に、親の知らない世界を築いていくことは、何より、心の養分をたくわえ、自信につなげるチャンスとなっていきます。

一旦学校という舞台を降り、『ねばならないことすべて』から解放され、好きな自分と嫌いな自分、強い自分と弱い自分、いろんな自分を素直に表現できる居場所

……不登校児たちは、そんな時間と空間、そしてそれを許してくれる環境を求めていたのだ、と、彼らの笑顔を見て私は確信しています。

子どもは、親の息のかからない、時間と空間を求めている。

私たちオトナは、「子どもの秘密」や「子どものテリトリー」を尊重し、

「ここまで!」

って、境界を超えないよう、気をつけなくっちゃいけませんですよ★

そこんとこ、よろしくお願いいたします♪

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