子どものやる気を育てる親と無気力感でつぶす親の違いは××○○だった……

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【やる気とは……達成動機のことである】

■ 第3のレール

もうすぐ夏休みですね!

子どもたちにとっては、羽の伸ばせる夏休み。

宿題の山はあるものの、「1ヵ月+10日間」という時間は、

心の解放と自由をみなに平等に与えられる猶予期間であります★

一方で、働くお母さん方は大変ですね。

仕事をしながらも、
家にいる子どもたちのことが気になり、あれやこれや気に病む季節であります。

まぁ、物理的な

「ごはんどうする?」とか、

「部活?」「プール?」

「塾は何時から?」

「友だちんちいくの?」「友だち、くるの?」

なんてのは、ほっといてもなんとかなるものです。

だって、「第3のレール」が用意されていますんで。

この「第3のレール」とは、

「親でも、子どもでもない、他のモノや人によって与えられる動機づけ」のこと。

上記の場合で言えば、

「ごはん」「部活」「塾」「プール」「友だち」などのことですね。

こういったことが、
行動の動機づけになり、

「自発的な意志力を省エネして流れに乗って行動する」ことができるわけです。

ただ、これら、

「やる気」があって行うかどうか、は別のお話。

ごはんは食べにゃ腹減るし、部活は行かにゃならんし、

塾は家にいてもヒマなだけだから行くし、プールだって行かにゃハンコ押してもらえないし、

友だちに誘われて断るわけにはいかないし……

な~んて思っているお子さん、少なくないですよね。

そもそも、やる気ってのは、

「自らの心が、やりたい!って叫んでいる状態」を指しますので、

「第3のレール」に乗っかっている活動というのは

「やる気があってやっているわけではない」

ということを私たち大人は認識しておきましょう。

だって、
子どものやる気観察をする際、大事ですから。

■ 外発的動機 vs 内発的動機

はい。

ここで出てきます……やる気観察の視点ですが……

「やる気」のことを心理学では、「達成動機」といいます。

アメリカの心理学者マレーは、「達成動機」を次のように定義しています。

◆ 『自分の感覚基準以上(難しいと感じる)のことを成し遂げること』

◆ 『できるだけ速やかに、できるだけ自分の力で』

◆ 『困難に打ち勝ち、高い水準を目指し達すること』

◆ 『競争心を持ち、打ち勝つこと』

◆ 『自らの資質や才能を使って自尊心を高めること』

ざっくり言いますと、

『難しいな、大変だなと思うことでも、自分の力でやり遂げよう!と思い、行動に移すこと』

ということです。

で、ここでみなさんが思い浮かべますのは、

「夏休みの宿題」vs.「子どものやる気」……ではないでしょうか?(笑)

こ、これはですね。

子どもだけでなく、親にとりましても、日々、ぬりかべが近づいてくるように、
(ぬりかべに会ったことないですけど 笑)

プレッシャーがじわりじわり……なかなかきびしい風物詩でありまして。

「はやく宿題やっちゃいなさい!」

「あとで、悲鳴上げたって知らないから!」

「宿題おわらせてからでないと遊びに行っちゃだめよ!」

「……ったく、この子ったら全然やる気ないんだから……」

なんてグチってるお母さん……?

わがコトのように焦るお気持ち、わが子を思えばこそ……ですよね?

でも、同時に、わかっておいでですよね?

親がどんな焦り、叫び、嘆いても「わが子のやる気」を作り出すことはできません!

ってことも……。

だって、ホンモノのやる気ってのは、他人から言われて動く感情ではなく自分の内側からこみ上げてくるものですもん。

これを、心理学では「内発的動機づけ」といいます。

これに対し、

「親から言われて……」

「なにかごほうびをぶら下げられて……」

「罰が待っているから怖くて……」

といった周囲から与えられる刺激や痛みによって自分の行動を決めること

「外発的動機づけ」といいます。

◆ 「外発的動づけ」による行動は、

・ 親を安心させるため、
(ほめられるから)

・ 何らかの罰から自分を守るため、
(宿題を忘れると先生に怒られる、もそうです)

と、本来ならば望まないアクションだったりするので、当然長続きはしません。

よって、「達成感」には縁遠い結果となります。

◆ 一方、「内発的動機づけ」による行動は、

・ ほっといても自分からすすんで行う

・ 長続きする

・ 向上する

→ 達成感を得る

と、おいしいごほうびがついてきます。

さぁ。

こうなると、ぜひともこの「内発的動機づけ」、わが子に与えたいと思うのが親心。

いやいや、親の私だって「やる気」欲しい!……です(笑)

■ どうする? 内発的動機づけ

では、考えてみましょう。

内発的動機……。どんなときに発生するでしょう?

これ。実は、意外と簡単です。

それは、

「○○さんみたいになりたい!」と思える人に出会うこと。

小学生や中学生に「自分の夢は?」と聞いても、なかなか彼らは具体的な表現はできませんよね。

でも、

「どんな人になりたい?

「知ってる人で、あんな人になりたいなぁって思う人いる?」

って聞いてみると出てくるんですよ?

・ 「○○さんみたいな人」

・ 「▼▼みたいな仕事する人」

・ 「◆◆屋さん」

・ 「○○選手みたいなかっこいい人」

……こうなるともう……子どもの目はどんどん輝いていきます。

「じゃぁさ。そうなるためにはどうしたらいいんだろうね?」

……な~んて話が進んでいけば、やる気50%up 

具体的に、「んじゃ、どうする?」

……と自分が考えるようになれば、80%にup↑!

で、

あとの20%は努力と行動!=アクション♪

と、こうなります。

それが、たとえ到底かなうことのない、でかすぎる夢でもドンマイです。
夢物語でもいいんです。

もしくは、

塾の先生でもいいし、

病院に行った時に見た看護婦さん、でもいいんです。

目標を見える化」させ、

「ぼくも、私も、○○さんみたいになりたい!」

と具体的に「理想」を自分に植え付けることは、かなり自然体で高い確率で、「内発的動機づけ」になります。

あ、これは、みなさん、オトナにももちろん有効です。

「理想」を場合分けするのもアリです。

・ 「根気は、〇〇さんみたいに」

・ 「考え方は、▼▼さんみたいに」

・ 「人柄は、◇◆さんみたいに……」と。

日ごろから、こうした「内発的動機づけ」を促す方が、「早く宿題やりなさい!」と叫ぶより、楽ちんで合理的。

そしてなにより、楽しいじゃないですかー?

【やる気と無気力は表裏一対~子どもが無気力になる時】

■ 無気力の発生源はどこだ?

子どもに限らず、私たちは、

「失敗が続く」「つらいことが続く」「努力しても報われない」といった状況が続くと、

・ 「もうだめだ。いくら努力したって私にはムリ」

・ 「これ以上がんばったって、いい結果は出ない」

・ 「もう失敗はこりごり……だから何もしたくにない」

という「あきらめ」という感情や「現実逃避」という行動に押されて「無気力」になってしまいます。

「自分は無力だ……何をしても、うまくいかない……どうせ私は……」

と、自分の行動に全く自信が持てず何もしたくない感情に包まる状態ですね。

これを「学習性無力感」と言います。

みなさん、これ、

文字にして書くと、「まぁ、かわいそう……そんな風に思わないでもいいのに……」

と思うでしょ?

でもこれ、私たち親がわが子にしでかしちゃってること、ないですかね?

子どもなりに、どんなに頑張ってもなかなか芳しい成績が取れなかったとき、

「結果」ばかりを気にしていませんか?

点数はさておき「でも、がんばったよね~」って言ってあげてますか?

子どもなりに一生懸命勉強して70点取ってきたとき、

「じゃぁ。今度は80点めざそう!」

なんて、どんどんがんばれモードをプッシュして

「結果をだす=ほめる」になってませんか?

一生懸命走って6番だった徒競走。

まさか、「真剣には知らなきゃダメでしょ~?!」

な~んて悲しい言葉かけちゃってませんよね?

子どものみならず、私たち親もみな、

「よい結果」だけに意味を求め達成感を抱いたりする悪いクセを持っていると、

「よい結果を出す」ことだけに意志力を消耗し、結果、いつしか燃え尽きてしまいます。

燃え尽きたのちに待っているのが「無気力」……

がんばれ……(がんばってるよ)

がんばれ、がんばれ……(だからがんばってるよ)

がんばれ、がんばれ、もっとがんばれ……(どこまでがんばればいいの?)

もっともっと、いい結果を出すまでだよ……(もう、がんばれないよ……)

という悲劇……。

努力する心に浴びせかける温かい励ましや応援=努力をほめる

VS

結果を最優先するジャッジ主義のがんばれ!=結果をほめる

は、かように「やる気」と「無気力」を導いていく分かれ道なのです

■ ピグマリオン効果

ピグマリオンとは、ギリシャ神話に出てくるキプロスの王様の名前。

このピグマリオン王が、なんと自分でつくった女性の彫刻に恋をしてしまい、

「あぁ。神よ、この女神を人間にして私の元に……」

と熱く祈りをささげた結果、その祈りが現実となり幸せに暮らしましたとさ、という神話がありまして。

この

「科学では解明できない、摩訶不思議だけれど効果がある!」

という由来から生まれた

 <ピグマリオン効果>

1964年、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが、この神話を教育の現場に応用できるのではとある実験をした結果、生まれた言葉です。

その実験とは、

1.あらかじめふたつのグループをそれぞれの教室に呼びます。

ひとつの教室には、「Aグループ:成績の良い優秀な生徒たち」

もう一つの教室には、「Bグループ:成績の悪い生徒たちの」

2.それぞれのクラスに担任をつけます。

で、その担任には、逆のことを言います。

つまり、

Aグループの担任には、

→「あなたが担任するクラスは、成績の悪い生徒のクラスです」と伝え、

Bグループの担任には、

→「あなたが担任するクラスは、成績の優秀な生徒のクラスです」と伝えました。

3.そして、それぞれのクラスを担任し、指導していきます。

<結果>

★ もともと成績の良かったはずのAグループの生徒たちの成績は下がり、

★ もともと成績の悪かったBグループの生徒たちの成績は上がりました

つまり、

 この子たちは伸びるはずだ!と期待されて指導を受けた生徒は、その通りの結果を出していく。

>逆に、ダメだ、と期待されていなければ、モチベーションは下がっていく

という結論がこの実験から導かれたのです。

【つまり、やる気をひきだす方法は……】

子どもは、自分にかけられる期待を敏感に感じ、「やる気」を自らの内面から生み出し(内発的動機づけ)その通りの成果をもたらす、ということですね。

「あなたは、すばらしい力を持っているよ」と応援してもらう環境と、

「あなたにはムリよ……」と、期待されない環境では、

子どもたちのモチベーションが違ってくるのは当然のこと。

もちろん、それは、言葉の力だけではありません。

とかく、コミュニケーションにおいて人に与える影響は

・言語(言葉)の表現が1割。

・非言語(言葉以外の表現:表情やしぐさ、声、まなざしなど)が9割。

と言われています。

さぁ。みなさん。

こりゃ、この夏休み。

言葉で、表情で、声で、しぐさで、からだ全部を使って。

子どもたちを励まし、信じ、時に叱責し、愛を注いでいきましょう。

でないと、敏感に見破られちゃいますよ。

あなたの心の中の、ほ・ん・し・ん を……。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

いいね!と思ったらポチっとクリック♪

↓↓あなたからのメッセージが励みになります♪

スポンサーリンク
スポンサーリンク